HALF

ここでの生活も、あと半分、のところまできた。いま時間をつくって振り返ることはしたくないけれど、自然と当時のことを思いだす。家にいる時間が長いからだろうか。

立派になったなあとか、大人になったなあとか、そいうことを思う代わりに、何かこう、これから始まるんだなあという、武者震いのようなものを感じている。帰る頃には、きっともっと震えているに違いない。

そういえば、18歳の時に東京を出て、新潟で3年間暮らした後、再び東京に戻る時、これと同じようなことを思った。僕の人生が始まったのは東京から出た18歳の時だと思っていて、当時の日記が残っているかはわからないけど、確か「俺の人生が始まった」って、何回も書いていた気がする。

あと、本気でそう思っていたのも覚えている。新しい人生が始まった、とかではなくて、人生が始まったって、そう本気で思っていた。


そう考えると、外国に来た2年半前は、「新しい」人生という感じだっただろうか。自他ともに認める新しい人生。でも本当の新しい人生は、ここから、来年から始まるんだってことは、自分ではわかっている。


何かが終わると、僕は号泣する癖がある。

学生時代、最後に国家試験を受けた。それが終わって、まだ結果も出ていないのに、友達を車から降ろした瞬間に、びっくりするくらい号泣したのを覚えている。涙で前が見えないというのは、こういうことをいうんだなと思った。車を運転しながら、15分くらい、ずっと泣いていたとおもう。だからなんだよって、話なんだけど。


アルゼンチンは、いまだに外出禁止令は解かれない。噂では、学校は8月にスタートさせる予定みたいだけど、僕の学校はどうなるんだろう。とりあえず来週から、オンラインでの授業が始まる。オンラインで3時間、集中力が続くだろうか。

昨日から夜のランニングが許可されたから、大喜びで外を走りに行ったら、人っこひとりいなかった。友達に聞いたら、許可が出たのは都心だけで、僕が住んでいる街はそうではないらしい。どうりで。喜びを、返して欲しい。


まったく内容のない文章を書いたのは久しぶりで、なんだかそれが嬉しい。


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