震災から7年 サッカーを辞めてから7年

東日本大震災が起きてから、今年で7年。当時の僕は高校を卒業して、新潟での学生生活に期待と不安を抱いていた時だった。一人で吉祥寺を探索していた時のこと、ちょうど高校の友達が僕の送別会を開いてくれる予定の日。誰かが上を見始めて、何かなと思った瞬間に、これまでに味わったことのない揺れを感じた。

家族や、大切な人の状況が知りたくて電話をしても、つながらなかった。


異様な雰囲気だった。東京ではニュースを見ることしか出来なかったけど、被災地では津波で街が壊れている。震災直後の東京は、テレビの中で起こっている現実と向き合うことを恐れ、静寂とも、殺風景ともとれない何かが確かにあった。


あれから7年になる。


高校を卒業とともにサッカーを辞めてから、7年。まさか今自分がサッカーの監督を目指してアルゼンチンに来ているなんて、誰が想像できただろうか。当時の僕はとにかくサッカーから解放されたくて必死だったのだから。


本当に不思議だなと思う。


今こうして僕が生きているのも、言葉がわからない場所で生活しているのも、サッカーから解放されたいと思っていた人間がサッカーに魅了されているのも、全部、奇跡のように感じる。アルゼンチンに来れたのは、本当にいろんな偶然が重なっていて、また同じことが起こるかと言われれば絶対に起き得ないことだと思う。


サッカーを辞めてから7年。


アルゼンチンから帰国するのは、震災から10年後。サッカーを辞めてから10年後を予定している。そこまで居られるかはわからないし、そこで帰れるかもわからない。

けど今はとにかく、自分が思った方法で、自分を信じてやっていきたいと思う。サッカーを辞めた理由は、サッカーをしている時の自分が嫌いで、自分が一番自分のことを疑っていたからだと、後になってから気づいた。ビクビク、ビクビクしていた。


だから今の僕は、強い。

7年前より少しだけ。

本当はこういうことをネットに書きたくはないけど、今の自分をしっかり記憶するために。

自分の幸せを、忘れないように。


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