ブエノスアイレスに来るやつは…


「ブエノスアイレスに来るやつは、みんなサッカーか、タンゴか、旅人。総じて変わってる。」と笑うのは、今泊まってる宿の宿主さんで、お酒とサン・ロレンソ(アルゼンチンのサッカーチーム)と、ヘビメタを愛するテツさんだ。

言うまでもなく、変わってる。


僕ももれなく変わっているのかもしれないけど、同じ宿に泊まっている2人の日本人もその通り変わっていて、テツさんの言うことはあながち間違ってはいないのかもしれない。


こっちに着いた翌日、たまたま同じ宿に泊まっている人がサッカー関係で、運良く一緒にサッカー観戦に連れて行ってもらえた。場所はブエノスアイレスの中心街から少し離れた「ラヌース」という街。


アルゼンチンリーグのサッカーはというと、イメージをしていた通りスタジアムの周りとか、試合前の雰囲気とか、サポーターの性格とか、欧米とはまた違った良さがあった。

ホームのラヌースはサポーター同士の派閥争いが起こっていて、いまいちまとまりがないらしい。そんなことあるんだな〜と思っていたら、アルゼンチンでは珍しいことではないそうだ。


「アルゼンチンでは、ボカとリーベルの試合以外は席が埋まることはない」と聞いていたからそこまで気にならなかったけど、よくよく考えてみるとアウェイ席には人っ子一人いなくて異様な雰囲気。後から聞いてみたら、どうやら今は全試合アウェイチームのサポーターはスタジアムに入ることが禁止されているらしい。

すごくないですかそれ。

サポーターが問題を起こすたびにそのような措置が取られるそうだけど、アウェイのサポーターが一人もいないってのは、それはそれで寂しいものだった。


試合は1-1の引き分け。

試合のレベルは高いものではなかったけど、やっぱり興奮しっぱなしだった。これでボカとか、リーベルトとか、アルゼンチン人でいっぱいになったスタジアムで試合をみたら、一体どうなってしまうんだろうか…


スタジアムで唯一売っている炭酸の抜けたコーラを片手に、警備員にビクビクしながら岐路に立った。

次はどんな景色が見れるだろうか。

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